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■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2

大和朝廷が平城京に落ち着くまでの2~300年間?、奈良盆地の中でも有力な地となっていた飛鳥地方。
当時の木造建築物のなくなった今、石造の遺構・遺物が当時を偲ぶよすがとなっている。

飛鳥路を歩いてみて、不思議な形をしたたくさんの石造物に出会いました。


鬼の雪隠・俎(せっちん・まないた)   10.11.25   FinePix F200EXR 6.4-32mm ISO400 1/90,F9
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_1504650.jpg
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_151423.jpg
        形を見れば名前の由来はすこしは想像できます。
        元々の本当の目的やはたらきが何なのか、脇に立てられた掲示板に説明がありました。 (10:05)
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_1563195.jpg
      

二面石
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_15104939.jpg
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_15111469.jpg
        橘寺の境内にある。人の心の善悪二相を表したものといわれていいる、という。
        上・左面が「悪面」、下・右面が「善面」。 (11:50)


酒船石
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_1520617.jpg
        天理教会の坂を登った林の中にある大石の表面に幾何学模様が掘られています。
        宮殿の庭に水を流すため、または酒や油を搾るため、などの諸説があるという。 (13:55)


亀形石造物
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_1527378.jpg
        酒船石から坂を降りてきた所に二重の柵で囲って入場料を取っていました。
        300円をケチって柵の外から撮影させてもらいました。
        よく見えませんが、水を溜めるかのように甲羅の形に掘り窪めた部分に、水を流していたのでしょうか。 (14:05)


亀石
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_15361097.jpg
        甘樫の丘に登ったあと、そろそろ日が陰り始めてきた飛鳥路を急いでたどり着いた民家の隣りに。
        亀がうずくまり、笑っているように見えます。
        この亀が西を向けば大洪水になるという。が、じゃあ今はどちらを向いているのかがわからない。(15:30)


猿石
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_15394723.jpg
■ 飛鳥路の石造物   10.11.25-2_e0070891_1540860.jpg
        もはや日暮れてきた道をひたすら急いで着いた所が、欽明天皇陵と接した吉備姫王墓。
        その柵の中に不思議な形の4体の石像が。
        上・左が「女」右が「山王権現」、下・左が僧(法師)右が「男」と掲示されていました。
        この石像が猿の顔に似ていることから「猿石」と呼ばれているようです。 (15:55)
by higirinikki | 2010-11-29 16:30 | おでかけ
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