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■ アカボシゴマダラの幼虫   11.3.6

やっと暖かな春の日になりました。花粉もたくさん飛んでいるようで、目が痒くなってきました。
この暖かさに誘われてチョウが飛び始めるのでは、と期待して散策に出ました。
さすがに蛹越冬のモンシロチョウには早すぎたのでしょうか、成虫越冬のキタテハが数頭、絡み合うように空にむかって飛び上がっていました。

今日の話題は 「外来種」 アカボシゴマダラの幼虫です。
毎月6日に行われている有志による 「自然観察会」 に参加された「鎌倉のNさん」 から、「ひろしさーん」と呼び掛けられました。
行ってみると、園路際の藪の中にレンズを差し込んでシャッターを切っておられました。


アカボシゴマダラの幼虫   11.3.6   PENTAX K20D 100mm/macro ISO400 1/400,F8
■ アカボシゴマダラの幼虫   11.3.6_e0070891_197545.jpg
        よく見るとエノキの幼木の股のところに2頭の幼虫がいました。
        在来種 「ゴマダラチョウ」 と生息環境を同じくする 「アカボシゴマダラ」 の幼虫です。
        背中に4対の角が見えます。ゴマダラチョウの背中の角は3対です。

        ふつうは、真冬には地面に落ちたエノキの枯れ葉について越冬して、春になるとこうして細い幹によじ登って、
        枝分れの股のところに陣取って、あとから登ってくる仲間の邪魔をするのだそうです。
        ゴマダラチョウと争うこともあるのでしょう。

        初冬の頃には、色は若緑色で、季節がすすむとこのような枯れ葉色になるようです。
        アカボシゴマダラの幼虫 05.12.21 の幼虫は若緑色でした。
by higirinikki | 2011-03-06 19:18 | 舞岡公園の虫
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