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■ カナカナの声   12.8.11

1日中、黒雲の早い流れがあって、いつ雨が降り出してもおかしくなかったのだが、その隙をついて散策に。さいわい降られずにすんだ。明日は、予報がかわって雨は降らないかも。

最近はセミの鳴く時期が不定になって、順番が崩れてニイニイゼミもアブラゼミもミンミンゼミもクマゼミもいっしょくたに鳴いている。
ツクツクボウシはまだ鳴いていないようだが、いちばん困惑させられたのが、いつも最後に聞いていたと思うヒグラシの「カナカナ」と鳴く声が、もう聞こえることだ。


ヒグラシ   12.8.11   PENTAX K20D 100mm/macro ISO400 1/125,F8
■ カナカナの声   12.8.11_e0070891_2152777.jpg
        歩き始めて直後、カナカナの声のシャワーを浴びた。頭の上で何匹もが一斉に鳴いている。
        特に大きい声が耳元でする。どこから聞こえてくるのかわからない。
        やっと見つけたのが、目の前のサクラの幹にいる大きなセミだった。


■ カナカナの声   12.8.11_e0070891_21555726.jpg
        次に出会ったのは、どこからか飛んで来たこのセミ。
        一瞬ツクツクボウシかと思うくらいの小型のセミだったが、鳴きだした声は「カナカナ」


■ カナカナの声   12.8.11_e0070891_21581389.jpg
■ カナカナの声   12.8.11_e0070891_2158268.jpg
        最後にみたのは、柵にとまったじっと黙っていたこのセミ。
        正面から見た顔は、この通りでした。


        子供の頃のセミ取りの思い出。
        「採集網」や「鳥もち」を買ってもらう余裕はなく、長い竹棒の先に針金で輪を作ってもらい、
        その輪に沢山のクモの巣をすくいとって、べたべたの網をつくって、木の幹にとまっているセミを押し付けて採るというものだった。
        道具はあっても、セミを見つけるのが下手、見つけても背が低くて届かない。
        子供の世界では、セミが採れないのは屈辱だったのです。
        今でも、鳴き声が聴こえてもなかなかセミを見つけられない、屈辱の世界を生きています。
by higirinikki | 2012-08-11 22:05 | 舞岡公園の虫
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