人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ワレモコウ(吾亦紅)  06.8.12

舞岡公園・谷戸田の流れのふちで、思いがけなくワレモコウの花を見つけました。その頭にはムギワラトンボが。近づいても逃げませんでした。
ワレモコウ(吾亦紅)  06.8.12_e0070891_2237151.jpg
撮影データ 06.8.10 PENTAXistDs 100mm/macro ISO200 1/1000,F5.6

吾亦紅は吾木香とも書く。日本の山野に普通に見られるバラ科の多年草。夏の終わり、細い茎が枝分かれして伸びた先に小指の先ほどの可憐な花穂をつけ、秋の深まりと共に紅を濃くしてゆく。生け花に好まれ、お月見では薄などと一緒に供えられることが多い。

ワレモコウを詠んだ歌として有名なのは

室町時代の姉小路基綱の家集『卑懐集』に収録された一首、
『袖の色も人はことなる吾亦紅かれゆく野べに猶やしをれむ』

若山牧水の
『吾木香(われもかう)すすきかるかや秋くさのさびしききはみ君におくらむ』

歌意はご自分で想像してください。

全体の姿  05.8.17撮影
ワレモコウ(吾亦紅)  06.8.12_e0070891_22321989.jpg

花のクローズアップ  05.9.23撮影
ワレモコウ(吾亦紅)  06.8.12_e0070891_22343743.jpg

by higirinikki | 2006-08-12 22:45 | 舞岡公園の草木
<< 国立散策  06.8.13 キンミズヒキ  06.8.11 >>