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サルトリイバラ  07.4.4

毎年の観察記録を繰ってみると、そろそろサルトリイバラのツルが伸びて花が咲いているはずです。
園内くまなく、とはいかないが、生えていそうな斜面や薮を眼をこらして探し歩きました。その結果は、驚いたことに去年観察した株がほとんど刈り込まれて姿を消していました。

たった一株、梨畑の奥を流れる舞岡川の向こう側斜面から垂れ下がっていたツルに花がついていました。

サルトリイバラ  07.4.4 PENTAXistDs 28-200mm ISO200 1/250,F5.6
サルトリイバラ  07.4.4_e0070891_2115681.jpg
茎に棘があるのでこの名がついたらしい。葉柄の基部に巻きひげがあり、これでほかの木などにからみつく。花期は4~5月。葉は開くのとほぼ同時に黄緑色の小さな花が多数集まってつく。雌雄別株。花は目立たないが、秋に赤くなる実はよく目立つ。

遠目でよく見えませんが、この株は去年の観察によれば雌株です。花を06.4.25に撮影していました。
サルトリイバラ  07.4.4_e0070891_2171695.jpg
すでに緑色の小さな実が膨らんでいます。
秋になる前、この実が赤くなりかかっていましたが、いつの間にか折り取られていました。
活け花の材料として花屋で売られているのを見たことがあるので、「いただき」とばかりに折られたのでしょうね。

雄株の花  06.4.8
サルトリイバラ  07.4.4_e0070891_2193195.jpg
去年の今頃、この株は長久保の園路際の薮に混じって生えていました。今日も探してみたのですが、なんと、すっかり刈り込まれていて葉が2~3枚残っているだけでした。
by higirinikki | 2007-04-04 21:17 | 舞岡公園の草木
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