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■ フユシャクの仲間   12.12.15   クロスジフユエダシャクの交尾

次の低気圧の通過で、一日中「降りみ降らずみ」の雲行き、気温も低くなかった。何をしていたのか思い出せない「休養日」に。

過去の画像を見ていたら、思いがけない「特ダネ写真」があった。


クロスジフユエダシャク ♂   12.12.12   FinePix F200EXR 6.4-32mm ISO400 1/125,F3.3
■ フユシャクの仲間   12.12.15   クロスジフユエダシャクの交尾_e0070891_18532125.jpg
        電源切れとなったカメラの予備で持っていたコンデジ。
        駐輪場へ帰る山道の枯れ葉の上を、この季節に飛びまわっている蛾を見つけた。
        ひらひら飛んで、なかなか止まらないのが特徴だ。業を煮やして撮ったのがこの写真。

        この季節、どこかに隠れてフェロモンを発している♀を探し求める、涙ぐましい姿なのです。


クロスジフユエダシャク 交尾   〃   〃   ISO400 1/125,F3.3
■ フユシャクの仲間   12.12.15   クロスジフユエダシャクの交尾_e0070891_18581666.jpg
■ フユシャクの仲間   12.12.15   クロスジフユエダシャクの交尾_e0070891_1858631.jpg
        やっと葉の上に止まってくれた。。
        小さいうえに葉の陰にいるのでよく見えない。カメラを差し込んでマクロモードで撮影した。
        頭は見えるが翅を写せなかったので、失敗写真だと思い込んでいた。

        今日あらためてPCで拡大画像を見てビックリした。
        葉の陰に♀がいて、交尾しているではないか。

        去年、別の種の♀の成虫を初めて撮影した。  フユシャク♀の仲間
        フユシャク♀の仲間は翅が退化しているので、羽化?しても大きく移動することができない。
        ♀は、フェロモンを発して♂がやって来るのを、ひたすら待っているのだという。
        この写真のように葉陰にいるのでは、フェロモンを感じない「人」には発見するのは極度に難しい。

        それが、単独個体ではなくて交尾シーンを撮影していたのだから、ビックリするのが当たり前です。
        ちなみに、この写真を撮影したのは午前10時38分。こんな昼間に交尾しているのは珍しいようです。

        
by higirinikki | 2012-12-15 19:58 | ・フユシャク
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