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ミズヒキとハエドクソウ  06.8.7 

植物の世界は人間の目から見ると「小さいな」と思われる花はいくらでも見られる。それなりに受粉を手助けしてくれる虫がいるのでしょう。
あまりに小さくて、しかも相対的に長い茎や枝先に花が咲いていると、写真撮影は困難を極めます。しかも薄暗い所が好きな花の場合は藪蚊が同居したりしていて、よけいに撮影条件を悪くします。

その双璧が今日の花2種です。
いくら数多く撮影しても満足のいく画質が得られません。恥ずかしい写真ですが、今の私の実力です。ご覧ください。


ミズヒキ  06.8.4撮影
ミズヒキとハエドクソウ  06.8.7 _e0070891_21123710.jpg
撮影データ PENTAXistDs 100mm/macro(trimming) ISO200 1/8,F5.6

花期は8~10月。花穂は長さ30cmほどで、花は横向きにつく。花には花弁はなく、花弁状の4個の蕚片がある。上にある3個の蕚片は赤く、下側の1個は白い。このため、花穂を上から見ると赤く、下から見ると白く見える。これを紅白の水引にたとえて、ミズヒキの名がついた。

この「紅白」を撮影しようと四苦八苦するのだがうまくいかず、そのうちに藪蚊が寄ってきて撮影を投げ出してしまう、というわけです。


ハエドクソウ  06.6.12撮影
ミズヒキとハエドクソウ  06.8.7 _e0070891_21294110.jpg
撮影データ PENTAXistDs 100mm/macro(trimming) ISO800 1/350,F5.6

根を煮詰めた汁でハエ取り紙を作ったことが名の由来(本当かね)。花期は7~8月。高さ30~70cm、長さ5mmほどの淡紅色の花が穂状につき、下の方から順に咲く。
この花も半日陰を好むのと、風に揺れやすいので、撮影が難しい。
by higirinikki | 2006-08-07 21:40 | 舞岡公園の草木
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