
この写真は、
4.18「春の虫」 で「ヒメスズメバチ」として紹介しました。
が、正しくはスズメバチに擬態した 「ナシアシブトハバチ」 でした。 『ちゃわんむし』さん、ありがとう。
では、本物のスズメバチは。

この写真は
オオスズメバチの狩り 06.6.5 で紹介した、コマルハナバチを狩りしているオオスズメバチです。
冷静に観察すれば、顔のつくりが違いますね。
「スズメバチに擬態」と聞いて、すぐに思い出すのは 「トラフカミキリ」 です。

もう一種、 「ヨツスジトラカミキリ」 も。
このほかに 「スズメバチに擬態」 する虫の画像を持ち合わせないので、興味ある方は
「神奈川県立生命の星・地球博物館」が発行する情報誌「自然科学のとびら」に掲載された、
「擬態虫―ハチを見たらハチでないと思え―(3)」 をお読みください。
いずれの虫も 「黄色と黒」 の模様をしていて、一見、スズメバチを思い起させる配色をしています。
「黄色と黒」 で思い出すのは、鉄道の踏み切りや工事現場の黄・黒の警告マークです。
この配色を見ると、なぜかドキッとしませんか。
もしかすると、ヒトがサルから進化する過程で野原や森林内で採集活動をしている時に、
しばしば襲われたであろうスズメバチへの恐怖、を思い出させるからではないでしょうか。