人気ブログランキング |

2007年 01月 13日 ( 1 )

ヤツデの花の戦略  07.1.13

e0070891_221181.jpgヤツデは、他の花がほとんど咲かない12月に花をつけます。こんな寒い時期に花粉を運んでくれる虫がいるのか、不思議ですね。
04.10.23 撮影

撮影データ 06.12.8  PENTAXistDs 100mm/macro ISO200 1/45,F8
e0070891_2223824.jpg
よく見ると、花の形が2種類あります。真ん中の花の上の方は花びらもおしべもあるので、花らしく見えます。そして、中段ではおしべが落ち、下段では花びらも落ちています。
一方、左の花ではめしべが5本ついています。
つまり、同じ花でもおしべがある「雄性期」と、それに続くめしべがある「雌性期」の二つの時期があるらしい、のです。
しかも、両方の時期に蜜がたっぷり出ていました。

整理すると
1.ヤツデの花は花序の一番上から開花してゆきます。 
   まず、花びらを開くと雄しべが現れます(雄性期です)。
2.数日後、花びらと雄しべはパラパラと落ちてゆきます。
3.花びらと雄しべが落ちてしまった後、次に雌しべが熟して雌性期になります。
つまり、1つの花が雄性期→雌性期に変化するのでした。
このようにおしべとめしべの成熟する時期がずれているのは、同じ花の花粉がめしべに着くことを避けるための工夫です。近親交配をすると性質の劣る子孫ができる可能性が高いからです。

せっかくですから、ヤツデにやってくる虫も紹介しましょう。  上の花の虫はハエです。

ホシホウジャク  06.11.16 撮影
e0070891_22141382.jpg

e0070891_22144739.jpgヒラタアブ

04.11.14 撮影

e0070891_22151099.jpgアリ

05.10.30 撮影


この記事はカエデ☆さんの記事に触発されてまとめました。
それにしても毎年、懲りずに虫入りのヤツデの花を撮影していたものでした。

        ***************
本文、以下の部分
  1.ヤツデの花は花序の一番上から開花してゆきます。 
      まず、花びらを開くと雄しべが現れます(雄性期です)。
  2.数日後、花びらと雄しべはパラパラと落ちてゆきます。
  3.花びらと雄しべが落ちてしまった後、次に雌しべが熟して雌性期になります。
  つまり、1つの花が雄性期→雌性期に変化するのでした。

は、カエデ☆さんの記事でも紹介されている なかなかさんのHP「花*花・flora」の「1月 冬のヤツデ」記事から引用したものです。
        ***************
by higirinikki | 2007-01-13 22:20 | 舞岡公園の草木 | Comments(18)